リースバックを利用する前に知っておきたい仕組み

リースバックと似ている仕組みを持つのがリバースモーゲージ、人によってこの2つは同じものなどのイメージを持っているケースがありますが、根本的に2つの仕組みや利用するシーンは異なります。リバースモーゲージは、自分が所有している土地や建物を担保にして金融機関から融資を受ける仕組みを持つもので、リースバックは所有している不動産を売却して2年間など期間限定で賃貸の形で住み続けるといった仕組みを持つ不動産取引の手法です。リバースモーゲージは不動産を担保にしてお金を借りることができるサービスになるので、不動産担保ローンと同じようなイメージになりますが、一般的な不動産担保ローンは元金と利息を含めて毎月返済しますが、リバースモーゲージでは毎月の支払いは利息だけ済むなどの特徴があります。契約者が他界した後に担保にしている不動産は売却されてそのお金を資金にして一括返済が行われます。

このように、リースバックとリバースモーゲージは利用するシーンが全く異なりますし、仕組みそのものが異なることが分かるのではないでしょうか。なお、リースバックは売買契約と定期賃借契約を交わして取引することになりますが、定期賃借契約は更新などがない賃借契約になるので、契約書に2年間などのように記載が行われている場合は2年後には家を退去して引越しが必要です。契約期間は、リースバックを提供している会社により異なりますし、売却価格や家賃などの金額も変わるので数社への見積もりを取り寄せることをおすすめします。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です