2022年現在で全国には、約4000万人以上もの数で後期高齢者が存在する時代となりました。2010年の段階で当時の政権では人生100年時代の幕開けを宣言されており、その大半が年金受給者になったわけです。毎月4万円程度の生活費では、満足の出来る生活を維持し続けるのは困難としか言いようがありません。いかにして老後資金を蓄えたらいいのかというのが、社会問題となったわけです。
そんななか地方銀行ではじめて実施をされた制度があり、現在では都市銀行でも積極的に運用を開始されています。簡単に述べると、ハウスリースバッグというものです。リースバックとはいったいどんなサービスなのか、簡単にここで解説をしていきましょう。日本語に直訳をするとリースバックとは、貸し出しをするという意味で訳することが可能です。
まず戸建てやマンションなどを購入なさっている方を対象にしている制度で、その家や土地を銀行が買い取るというシステムです。リースバックとは通常買取ったものは持ち主の手から離れるところを、再び賃貸で貸し出すというものになります。もともとはイギリスで1980年から政府によって実施をされたもので、当時の不況を打開するための秘策でした。システムは現在の日本と同じですが、異なる点は家賃だけでなく金利の支払いも加算をされたという点です。
国内のリースバッグでは毎月12パーセント程度の金利を支払うことで、元本の完済は不要です。