一般的な不動産売買では個人が買い手となり、支払いなども段階を踏んで行われます。契約にたどり着くまでに宣伝や内見、引き渡しといった様々なポイントをクリアしなければいけないのも不動産売買の難しいところでしょう。日々の暮らしや仕事で時間的な余裕がなかったり、子供がいて自宅の売却に集中できなかったりと、人によっては売却を行うことが難しい例もあるはずです。リースバックの場合、買い手は個人ではなくリースバックを提供している不動産会社になります。

売買が成立した際には不動産会社から代金が一括で支払われるため、スムーズに物事が進むなどの利点があります。企業が相手になることから、代金の支払いが遅れて不安になることもありません。一括ですっきりと受け取って、売買を完了することができるようになっています。リースバックの大きな特徴に、売却と同時に行われる賃貸契約が挙げられます。

不動産会社は購入した住宅をそのまま賃貸物件にして、前の持ち主に貸し出します。以前の持ち主は家のリース料を不動産会社に支払い、そのまま住み続けることになるでしょう。リースバックは一戸建てだけではなく、マンションでも利用することができるようになっています。自宅の売却を検討しているものの個人を相手にした内見などの手続きが面倒、売買完了まで待つ余裕がないといった場合にも、リースバックは便利な方法です。

企業を相手にスムーズに取引が終わるため、売却代金をすぐに受け取りたい時にもおすすめです。